【16日目】ジョン・J・マーフィー著『マーケットのテクニカル分析』を読んでみた結果・・・(part2)
『マーケットのテクニカル分析』はテクニカルチャートの教科書である
こんにちは!16日目です。
今日も前日の続き
ジョン・J・マーフィー著『マーケットのテクニカル分析』
を要約していきたいと思います!
続きの第3章ではチャートの種類(バーチャート、折れ線チャート、ポイント・&・フィギュア・チャート、ローソク足チャート)や仕組みが紹介されておりますが、この章は省きます。(基本私はローソク足チャートしか使わないので)
そのため第4章からですね。
それでは見ていきましょう!
トレンドの基本理念とは
3つの方向性と厄介なトレンド
まずトレンドには「上昇トレンド」「下降トレンド」そして「横ばい」の3つの方向性がある。
ここで私が学んだのは「横ばい」の存在です。株価は上昇あるいは下降のどちらかしかないと思っていましたが実は「横這い」が一番厄介。
テクニカル分析においてトレンドフォロー型(株価の多くはトレンドに沿って価格が決まる)がシステムの大部分のため、トレンドが定まっていない「横ばい」ではテクニカル分析は機能しないのです。
そのため、システム投資家はここで大きな損失を出すことが多いのだとか。
テクニカル分析をするときは「横ばい」は避けるべきですね。
3つのトレンドの種類
トレンドの種類は「メジャートレンド」「インターメディエートトレンド」「マイナートレンド」の3種類。
メジャートレンドは1年以上、インターメディエートトレンドは3週間~数か月、マイナートレンドは2~3週間と定義されています。
メジャートレンドの中にインターメディエートトレンドがあり、その中にマイナートレンドがあるため、このトレンドの種類を見極めるのが相当難しいです。
トレンドの中にトレンド、またその中にトレンドが形成されてますのですべてのトレンドが上向いているとは限りません。
「インターメディエートトレンド」「マイナートレンド」が下降していても「メジャートレンド」が上昇なら株価は上がり続けます。
長期投資であれば「メジャートレンド」を、短期投資2~3週間であれば「インターメディエートトレンド」「マイナートレンド」を見ながらトレードするのがよさそうです。
支持線と抵抗線
・上昇トレンドの際は下値(抵抗線)と上値(抵抗線)の水準が切り上がる
・下降トレンドの際は下値(抵抗線)と上値(抵抗線)の水準が切り下がる
上昇トレンド時の調整的な押しが前の下値(支持線)を大きく下回った場合、上昇トレンド終了あるいは横ばいへの移行のサインとなるので注意が必要です。
また①上昇トレンド時に抵抗線より上抜かないと下降トレンドに反転。
逆に②下降トレンド時に上抜くと上昇トレンドに反転する可能性があります。
①は「ダブルトップ」という古典的な反転パターン。
②は「ダブルボトム」というこれも古典的反転パターン
最後に
今日はトレンドの方向性や種類などテクニカル分析におけるトレンドの性質的な部分を注釈してお伝えしました。
私自身「トレンド」という言葉は知っていたのですが、改めて学ぶ点も多くとれも勉強になりました。
引き続き、土日は本書の要約をしていきたいと思います。
それでは・・・!